一言で発達障害と言っても
受診した心療内科の先生に「発達障害を疑います」と言われたこと。
それが”発達障害としての”診断を受けることになった契機です。
え?契機っていうか、それってもう診断じゃないの?
と言われそうですが、診断には結構時間がかかるもの。
実際、この記事を書いている現在は「疑われて」から丸1年。
やっと自分の特徴らしきものが分かってきました。
そう。「え?自分の特徴って?」と思った方、
発達障害だと言われたからと言って
自分がどうゆう状態だか把握できるわけではないんです。
というのも、発達障害というのはかなりザックリした「分類」。
その中は、いくつもの病名や症状に分かれているんです。
詳しく中身を知ろうと検索してみると、
DSM-5やらICD-10やらという国際疾病分類が出現( ゚Д゚)!
コレ 国際基準だけあって体系化されててイイんですが、
病気自体のイメージを捕えるには向かない気がしています。
というのも、
日本国内での「発達障害」の定義は国際基準より狭義的です。
なので、国際基準を見ると「あれも?これも含まれるの?」と
特徴がつかみづらくなってしまう気がするわけです。
しかも、比べてみると2つの基準で
「広汎性発達障害」は「自閉スペクトグラム症」
「学習障害」は「限局性学習症」
「注意欠陥多動性障害」は「注意欠陥・多動症」
と、表され方や考え方が微妙に違ったりします。
なので、ワールドワイドも大事ですが日本の資料で見てみましょう。
…これもしかして携帯画面とかだと小さすぎて見えないですかねぇ。
やってしまった(´・ω・`)ハズキルーペ必要っすわコレ。
一応、「狭義の」発達障害といった場合は上の3つ
・広汎性発達障害(アスペルガー、自閉症などはココに入る)
・学習障害(LD。読み書き障害”ディスレキシア”などもコレ)
・注意欠陥多動性障害(ADHD。発達障害の中では知名度が高いかも)
のことと説明している資料が多いみたいですね。
一番下に列記した分離不安やチックなどの状態は
「広義の」発達障害に含まれるとゆう説明が多かったです。
国際基準ではさらに広がり、発達障害と同じ分類に
先天性のマヒやてんかんも含まれることがあるとか。
表は視覚的に整理するために書いたモノなので、
診断基準などを詳しく知りたい方にはユルすぎると思いますが
「超初心者だよ!」
「本買うほど本格的に知りたいわけじゃない…」
という方の参考になればと。小さすぎるけどね。
自分自身が診断を受けたり「もしかして」と思っている方、
近くにいるけど本人は何に困ってるのかなぁ?という方。
もし、もう少し知りたいなと思ったら
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コチラの本とかも結構わかりやすく、情報量もまずまずでした。
最初のほうに、図を交えて発達障害全般の説明があります。
題名からも分かるように当事者が高校生~社会人の方向けで、
疾患としてはアスペルガーと注意欠陥多動性障害メインです。
色々なトラブルや困った場面がイラスト化されているので、
全くイメージできなかった人にもわかりやすいと思いますし
実際に困っている時も(似た場面であれば)参考にできそうです。